絵本の授業では、ただ上手に物語が書けたり、上手に絵が描けたりするのが、目標ではありません。
上手に描こうとするよりも、見たり考えたりしたことを自分で感じたとおりに物語にしたり、絵を描いたりすることが大切です。
真剣に創作活動を続けていくと、次第に絵が上手になるだけでなく、心(感性)が豊かになり、作家としての資質が養われ、自分がどのような作品を描きたいか分かってきます。このことが最も大事であり目標となります。
絵本作家になるのはとても大変ですが、はじめは趣味のようなものだとしても、毎日真剣に努力すれば、いつの日かきっと絵本を作ることが、とても楽しくなっていくことでしょう。
絵本作家としてデビューするには、創作活動を長く続けていくことが大切です。私も会社に勤めながら絵本作家になることを目指していました。少子化が進むにつれ、子供の教育に対する関心は高まり、絵本の重要性が見直されていると感じます。
また大人向けの絵本が出版されるなど、これから絵本の読者は広がっていくことでしょう。
絵本作家のこれからとしては、今の時代の息吹が感じられる絵本、夢と希望を与えられる絵本を創りだすことが求められています。