株式会社デジタルワークスエンタテインメント クリエイター
平澤 智之 さん(2022年3月 卒業)漫画のスキルを高めたいと思い、YDCに入学しました。いろいろな授業がある中で特に印象に残っているのは、等身大パネルやSDキャラの粘土を作成したことです。それまで、アナログカラーや造形に触れてこなかったので、視野を広めることができました。学びを深めていく過程で、次第にイラストへの興味が湧いていき、イラストを中心に学ぶことにしたんです。YDCといえば実践的な学びも特徴で、ある会社からマスコットキャラクターの制作の依頼をいただき、先生のサポートを受けながらも一人で挑戦できたことはいい思い出です。打ち合わせからフィニッシュまで、貴重な実務経験は今の仕事にもつながっています。
現在の会社では、3Dソフトを使ってゲームキャラクターを制作しています。在学中、デザインに欠かせないソフトの使い方を習っていたこともあり、入社当初は本当に助かったことを覚えています。じつは2年半ほど携わっていたゲームが、最近リリースされました。ファンとして昔から楽しんでいたシリーズでもあったので、子どもの頃のワクワクした気持ちがよみがえって感慨深かったですね。最初は苦戦しながらの制作でしたが、そのゲームに登場する40体ほどのキャラクターを手がけ、自身の成長も実感できています。
クリエイターとして日頃から感じるのは、学生時代の自己学習の大切さ。2年間でできるだけ多くのことに触れたり、多くの人に出会ったりすることで、将来の選択肢は大きく広がるだろうと思っています。就活のことを考えると、じっくり作品に向き合える時間は限られています。卒業後に何をしたいか見据え、頑張ることが大切です。